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2011/03/28

Ubuntu10.10に日本語LaTeX環境をらくらく構築

 理系の大学生だと、レポートに数式を使うことが多くなる。

数式を使ったレポート作成には、事実上論文などの標準である「TeX」または「LaTeX」または「LaTeX2e」などを使っていくと非常に便利である。以下にLaTeXで作成したレポートの例をPDFで示す。

                    レポートサムネイル 
                                                 ↑クリックでPDFが開きます

この春から大学1年になる理系学生へ向けて、Ubuntu10.10への日本語LaTeX環境を構築するもっとも簡単な方法を紹介したいと思う。

■用意するもの

・「Ubuntu10.10 日本語Remix 」 がインストールされているパソコン
・インターネットに接続できる環境

※日本語Remixでないとうまくいきません。Ubuntu10.10では以下のサイトからダウンロードできます。
     
Ubuntu Desktop 日本語Remix CD のダウンロード


①「Texmaker」をインストールする
1.メニューの「アプリケーション」→「Ubuntuソフトウェアセンター」をクリックする。

2.表示されたウィンドウの右上の検索窓に「texmaker」と打ち込めば1件表示されるので、選択して「インストール」をクリックする(パスワード要求される)。

②LaTeX日本語環境を整える
1.メニューの「システム」→「システム管理」→「日本語環境セットアップヘルパ」をクリックする。

2.パスワード要求されるので入力し、その後出てくるボックスは「はい」をクリックする。

3.以下のようなウィンドウが表示されるので、

                   日本語環境セットアップヘルパ 

一つ目と二つ目の画面は特にチェックをつける必要はないので「OK」をクリックする。
三つ目の画面で

□  latex-env-ja      LaTeX日本語環境 

□  latex-extra-ja    LaTeX日本語環境拡張

の二つにチェックをつけ、「OK」をクリックする。

③「Texmaker」の設定をする

1.「Texmaker」の日本語化パッケージが以下のリンクから入手できる。

    Texmaker 2.3 日本語化キット


2.クリックするとメニューから「場所」→「ダウンロード」のフォルダの中に「texmaker2.3_ja.zip」という圧縮ファイルがダウンロードされているので、マウスで右クリックし「ここに展開する」を選択する。

3.「texmaker2.3_ja」というフォルダが形成されるので、中を確認すると

・README.txt
・qt_ja.qm
・texmaker.pro.patch
・texmaker_ja.qm
・texmaker_ja.ts

という5つのファイルがある。README.txtに書かれていることを行えば日本語化できるのだが、端末操作が必要になってくるのでLinux初心者は困ってしまう。しかし、丁寧に説明するのでそのとおりやっていただきたい。

まず、メニューから「アプリケーション」→「アクセサリ」→「端末」をクリックし起動させる。
以下のコマンドを打ち込んでいく。$・#の後ろの青字が入力する文字である。一行ごとにエンターを押す。また、括弧内は補足説明であり実際に端末に表示されるわけではない。

$sudo su

(パスワードを要求されるので打ち込んでエンターすると、
カーソルの左側に表示されるものが

[ユーザー名]@[パソコン名]:~$ → root@[パソコン名]:/home/[ユーザー名]#

に変化する)

#ls (端末にフォルダがいろいろ表示されるがその中に「ダウンロード」があることを確認)

#cd ダウンロード

#ls
(「texmaker2.3_ja」があることを確認)

#cd texmaker2.3_ja

#ls
(texmaker_ja.qmとqt_ja.qmがあることを確認)

#cp texmaker_ja.qm /usr/share/texmaker

#cp qt_ja.qm /usr/share/texmaker
(二つのファイルをコピーしてtexmakerというフォルダに置いている
これで完了)

4.「アプリケーション」→「オフィス」→「Texmaker」でTexmakerを起動する。このときメニューが日本語になっていれば日本語化できている。

Texmakerのメニューから「オプション」→「Texmakerの設定」を選択すると以下のようなウィンドウが開く。

Texmakerの設定 

左側に3つある項目のうち「エディタ」をクリックする。そして「エディタフォントのエンコーディング」から「EUC-JP」を見つけ出して選択する。

次に左側の項目のうち「簡単コンパイル」をクリックし、その右側のうち「ユーザ指定」にチェックを入れる。
その下のボックスに以下のように打ち込む。

platex -interaction=nonstopmode %.tex|dvipdfmx %.dvi|evince %.pdf

そして「OK」をクリックする。

以降Texmakerを用いてTex文書を作成しコンパイルしてPDFにするときは「簡単コンパイル」をワンクリックすれば簡単にPDFができる。(下の画像も参照:Texmakerの画面・簡単コンパイルボタンの位置を赤丸で囲んでいる)

コンパイルボタン 



以上で完全に日本語LaTex環境が構築される。
Texmakerはいろいろ便利な機能が付いていて、Tex文書を作るときに大いに役立つ。

Texに関してはまたいずれ記事にしたいと思う。今日はここまで。











【追記5/7】

ubuntu 11.04がリリースされ、日本語RemixCDも配布されたので、そちらについて追記したい。

自分はアップデートマネージャに従い10.10から11.04にアップグレードした。
その際もと入れていたアプリケーションに影響が出るかと思ったが、おおむね影響は出なかった。

だが、pdfを開いたときに日本語の一部が表示されない問題が生じた。

だがこれは日本語環境セットアップヘルパを開いて、出てくるメッセージに「はい」と答えていると解決した。

日本語環境セットアップヘルパは11.04以降提供されないらしい。

これに関し、ubuntu11.04から導入した人のためにまた記事を書こうと思う。


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