今回はニコニコ動画にMMD動画を上げる手順をまとめて行きたいと思います。
自分は初心者ゆえ、MMD動画といっても特別な加工をしているわけではありません。
「MMD動画をUPしたいけど、右も左も分からない!!」という方の内容になっております。
以下にまとめる手順は、私の使用している 32bit Windows7にての動作となります。
①関連ソフトのダウンロードまず、ダウンロードすべきものを4つ上げます。
1.MikuMikuDance
2.Ut Video Codec Suite
3.AviUtl
4.つんでれんこ
右も左も分からない方にとっては「何じゃこりゃ」という状況だと思います。
ですのでなるべく手順を追って説明したいと思います。
1.MikuMikuDanceMMD動画を作るにあたって、まず必要なのがこのツール。
以下のリンクでダウンロードのリンクが貼ってあるページに行きます。
→
VPVP http://www.geocities.jp/higuchuu4/リンク先のページにて、
1.3 MikuMikuDance(DirectX9 Ver)
Multi-Model EditionのDirectX9バージョン(Vista,Windows7はこちら)
(シェーダー3対応のグラフィックボードの場合、セルフシャドウの出力が可能)
と書かれている下のリンクをクリックしてzipファイルをダウンロードします。
ダウンロードできたら、そのzipファイルを任意の場所に展開します。(同封のレジュメには C:\Users\[ユーザー名]\MMD 以下に展開するのがよいと書かれていますが、自分は操作しやすいので C:\Users\shota\Desktop\MMD 以下に展開しました。)
この段階ですでにモデルなどが入っていますので、すぐにMMDを操作してモデルを動かすことができます。MMDの操作などについては、
VPVPwikiに丁寧に書かれておりますのでそちらを参照ください。
自分はとりあえず、「MMDモデル」「モーションデータ」「BGM」があればよかったので、自分の好きなモデル、モーション、そのBGMをWEB上でダウンロードしました。Googleでそれらを羅列すれば、すぐダウンロードページに行くと思います。それらをわかりやすい場所にダウンロードして展開します。
いきなりMMDの編集を始めるのもいいですが、その前にアップロードまでの環境を整えておくのもいいと思います。では、次の項目へ。
2.Ut Video Codec SuiteMMDでできたものを「ファイル」タブ→「AVIファイルに出力」という項目から、動画に変換することができます。
その際出てくるウィンドウに以下のようなものが出てきます。

「フレームレート」は30fpsのままでいいと思います。「録画フレーム」は、自分がいいと思うところまでを指定。
「wav出力」は後で、動画編集をする際に音ズレ処理をするのでチェックは外しておいてもいいと思います。
そして問題の「ビデオ圧縮コーデック」です。最初は私もどれを選べばいいかさっぱりでした。
とりあえずデフォルトの「未圧縮」にすると、なんと出力した動画のサイズが
5GB超え!!
これではPCに負荷がかかるばかりか、アップロードした際に著しく画質が下がります。
この問題を解決するのが、今から紹介する「
Ut Video Codec Suite」です。
このソフトをインストールして、「ビデオ圧縮コーデック」の欄に表示される「
Ut Video Codec YUV420(ULY0) VCM x86」を選択するだけでなんと
5GB→700MB弱の動画にすることができます。
Ut Video Codecのインストールは以下のリンクにあるページから行うことができます。
→
或るプログラマの一生 http://umezawa.dyndns.info/wordpress/?cat=28最新版は一番上の記事のRead the rest of this entry の記事から Windows x86(msi)のリンクから入手することができます。(場合によっては次以降の記事かもしれません)
ダウンロードできれば表示されるインストール手順にしたがってインストールしてください。
インストールが完了すれば、MMDの「AVI出力」を選択した際、「Ut Video Codec YUV420(ULY0) VCM x86」が「ビデオ圧縮コーデック」に表示されます。
MMD動画をニコニコ動画にアップするにあたって、まだ必要なソフトが2つあります。動画作成の前に準備を整えておきましょう。
3.AviUtlAviUtlは動画編集を行うことができるソフトです。これで音声を加えて音ズレ処理を行ったり、様々なエフェクトを動画にかけることができます。AviUtlについてはGoogleで「AviUtl 使い方」で検索しましょう。
このソフトは以下のリンク先のページでダウンロードすることができます。
→
AviUtlのお部屋 http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/AviUtlには拡張機能がたくさんあり、後々いろいろとカスタマイズしていけますが、とりあえずは「ダウンロード」以下の「AviUtl」にある最新版をダウンロードしましょう。
↓AviUtlの表示画面

このソフトで.wavファイルなどの音声ファイルを追加し音ズレ処理をしたり、エフェクトをかけたあと、「ファイル」→「AVI出力」を選んで動画を出力します。その際表示されるのが以下のウィンドウ。

ファイル名を入力し、「ビデオ圧縮」の欄では「Ut Video Codec YUV420(ULY0) VCM x86」を選びましょう。
これで、投稿すべき動画は完成しました。次はニコニコ動画にできるだけ高品質でアップするための「つんでれんこ」を紹介します。
4.つんでれんこニコニコ動画にアップロードする際、プレミアムアカウントでは100MB、一般アカウントでは40MBの動画サイズの制限がつきます。それ以上のサイズの動画をアップする場合、サーバー側で再エンコードを食らい、自分のパソコン上での画質より数段落ちたものがニコニコ動画上にアップされることになります。
これを回避するために、もとの動画をパソコン上で100MBあるいは40MB以下のサイズに圧縮しなければなりません。
このときに役立つのが、「
つんでれんこ」というソフトです。
このソフトは以下のリンクにあるページからダウンロードすることができます。
→
ダウンロード つんでれんこ http://tde.es.land.to/doku.php?id=downloadこのページで最新版をダウンロードしましょう。
ダウンロードしたzipファイルを好きなところに展開し、1.~3.までの手順でできあがった.aviファイルを「【ここに動画をD&D】」の上にドラッグアンドドロップします。
すると端末が開いて色々と指示が出てくるのでそれに従います。
つんでれんこは「エンコードって何?」な人のために親切に説明してくれるので、その指示に従っていけば最善の画質でアップできる動画ファイルができあがります。
動画ができあがるとブラウザに飛び、ニコニコに投稿した際とほぼ同じ画質で表示されるので、それを確認した後ついにニコニコ動画にアップロードすることができます。
②動画作成これについては、各自の裁量にまかせます。好きなMMD動画を作って、上の①の1.~4.の手順に従ってください。
③ニコニコ動画にアップロード①の4.まででできあがった動画ファイルを、ニコニコ動画の「動画を投稿」をクリックしたのち選びます。
混雑状況によっては何回かブラウザがエラーを吐きますが、何回も挑戦しましょう。
「動画情報の編集」にては、お借りしたモデル、モーションデータの元動画などを記述しましょう。他多数情報入力する箇所がありますが、難しくはないので各自におまかせします。
以上で簡単ながら、初級者むけのMMD動画をニコニコ動画にアップロードする方法の説明を終えます。
この記事を読んでくれた方、ありがとうございます。